岩下宣子のマナー講座 第22期 贈答とお金包み 

昨年10月よりスタートしたマナー講座も早いもので4回目、お正月明けの1月9日に行われました。

カリキュラムは『贈答とお金包み』、日本人のお付き合いのマナーの一つとして色々と難しいしきたりのように感じられる方も多いのではないかと思いますが、講座では、熨斗の由来や「包む」「結ぶ」という形を紐解きながら、日本人の物を大切に扱う心、そこに秘められた相手への敬意、贈る心を形にした日本の贈り物の文化を学びます。また、実際に和紙を折り、水引を結び、お金包みも作成します。

赤白の水引で『結びきり、輪結び、蝶結び』を、最後は金銀の水引で『老いの波』に挑戦。『老いの波』は目尻の小じわを表し、それができるまでどうか永く添い遂げてくださいという意味で、結婚のお祝いに結びます。割り箸の先を細く削ったもので、心を込めて一本ずつ丁寧に巻いていきますが、これがなかなか難しく一苦労。そんな中、受講生のおひとり18歳の大学一年生のYさんが作ってくれた老いの波のあまりの美しさに、大歓声が上がりました。

Yさんが作成した老いの波

ふんわりと優しい風合いで折られた奉書紙、丁寧に美しく結ばれた水引、最後におめでたい熨斗をつけて世界にたった一つしかないお金包みが完成!!誰もが感動し、あらためて贈り物へ込められた日本人の繊細な感性を満喫した一日でした。

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